一式とは?
[ 97] 一式飾り
南部町・法勝寺に伝わる伝統的な民衆芸術。同一種類の素材のみで作られた飾り物は見ている者を圧倒する素晴らしさです。このような祭りは全国的にも珍しく、無形文化財に指定されています。●開催時期・・・毎年4月第2土曜日・日曜日お問い合わせ・・・南部町役場 産業課 0859-64-3783南部町・法勝寺地区に伝わる伝統的な民衆芸術で、古くから法勝寺界隈を楽しませてきました。
佐義長(とんど)の行事として鳥取県西伯郡南部町の法勝寺宿で今も引き継がれている素朴な民衆芸術のひとつです。● 一式飾りの厳しい条件一式飾りは飾り物を作成する厳しい条件があります。漆器なら漆器一式、竹なら竹製品一式というように、飾り物全体が同一種類の素材で構成されなければならないのです。この厳しい条件をクリアするため、飾り物を作る時は近所の人たちが家にある材料を持ち寄ったり、古くからの材料を大事に保管しているのです。● 飾り物の題材昔から伝えられている歌舞伎の場面や動物、神話の一場面などのほか、その年の干支や話題になった人物、社会現象、マンガの主人公など、近年はバリエーションに富んだものをそれぞれが創意工夫をこらしてつくります。このような祭は全国的にも珍しく南部町の無形文化財として指定されています。
始まりははっきりせず、おそらく江戸時代の初め頃か、明治初期と言われています。明治初期は旧正月14日の晩に飾られていました。■出来栄えの競争以前は法勝寺地区を上区と下区に二分し、毎年飾りの出来、不出来を互いに競い合っていました。飾りをつくる最中に相手区の人が通りかかれば「敵方の邪魔が来た、怪しいやつだ」ということで、けんかになりそうなことも会ったそうです。■時代とともに歩んできた一式飾り大正期に入るとこの祭りはすっかり根付き、同時に時代に即応したものとなってきました。昭和17年頃になると戦争が激しくなり飾られなくなりました。戦後昭和26年伝統芸の復活を願い、「一式飾りの保存会」が結成され、この伝統文化が復活したのです。昭和43年には佐義長の行事としてではなく、さくらの開花時と長田神社の祭りにあわせ4月14日の夜から15日にかけて飾られるようになりました。
「一式飾り」は、飾りに用いる素材を一式に限定して制作した飾り物のことなので、どんな題材の物を作るにしても決定した素材以外のものを飾り物として使用することはできません。「一式」以外の素材を使って装飾した場合、その作品は「一式飾り」として 認められないのです。制作にあたっては、各区が秘密会議を開いて決定した飾り物は、他の区にその内容を知られないよう公開まで秘密裏に制作されます。■ 一式の範囲その「一式」の素材の範囲としては「正月用品一式」「農具一式」などのように広く解釈したものや、「漆器一式」「竹製器一式」の様に狭い範囲で解釈したものなど現在ではあまり明確にされていないようです。●よくある素材「漆器一式」「金物一式」「竹製品一式」「陶器一式」「正月用品一式」「わら製品一式」など、昔から家庭にある素材がよく使われています。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■ 開催日 ・・・・・ 毎年4月第2土曜日・日曜日■ 開催場所 ・・・・ 南部町法勝寺地区■ お問い合わせ・・ 南部町役場産業課/0859-64-3783
[引用サイト] http://www.town.nanbu.tottori.jp/p/kanko/isshikikazari/isshikikazari1/
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